第2回 くるしこのよる

そろそろクリスマスですね。

みんな浮き足立っていますか

わたしはそこそこです。

なんでかって言うと、23.24は大好きな友達たちと遊べる予定が入ってるからです。

ライブだよ いつものことでしょ?

 

 

先日読んだ友達のブログで、いつまでサンタさん信じてた?って話があってね

自分がまだピヨピヨだった頃のことを思い出しました。

 

まずいつまで信じてたのかってところだけど、100%純粋に信じていたのは4年生まで。

ピンクい頭のロックスターに憧れる一方、キラキラした目でサンタクロースが来るのを待っていた。

ミヤジチャンは一人っ子 親戚にも遠方に年下の従兄弟が2人いるだけで、大人(年寄りともいう)に囲まれた生活を送っており 初孫という事も相まって純粋培養された子供であった。

 

疑うことを知らないこども。

 

というよりは、おやすみ3秒(おやすみって言ってから3秒で熟睡モード入る事)だったので、

サンタさんがいつプレゼントを置いたのか 1度も分かったことがない。

毎年プレゼントと一緒に、ワープロで打った手紙が置いてあった。

手書きなら父のヒエログリフのようなヘタ字でバレそうなものだけど…

 

11歳の頃に何があったのかと言うと、

いつも一緒に登校していた友達から まだサンタさん信じてるの⁈と毎朝問い詰められる という拷問を受けていた。

かっこつけなくてもいいのに、あたしは大人ぶりたくて「そうだよねー」なんて話合わせたりして。

内心は

 

信じてるよ!!!

信じてるんだけど友達の話も辻褄があうし

でも信じてないとサンタさん来ないし

サンタさん来ないって事はプレゼント貰えないし

いやプレゼント貰えないって打算的な考えが既に純粋じゃない

いるよ、うちにはサンタさんいるから

でもめっちゃ怪しい

でも、信じてる、プレゼント…の為じゃなくて

いるんだよ本当に信じてるよ嘘じゃないよーーー

 

っていう下らない葛藤は、12月入る前から終業式まで毎日続いた。

こんな事、友達になんて恥ずかしくて相談できない。

勿論母にも父なんて以ての外。

誰にも話すことの出来ない心の闇を抱えたまま約4週間。

あたしは自家中毒を起こした。

 

 

 

 

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12/23、クリスマスイブ前日のことである。

止まらぬ吐き気と併発した喘息で、読んで字の如く 息も絶え絶えのゼェゼェクリスマス。

救急のお医者さんはひとこと、ストレスですね とだけ言った。

つめたっっ

純粋培養が故にストレスに大変弱く、身体も強くなかったミヤジチャンはつらい聖夜を過ごすことになりましたが、この年もその次の年も変わらずサンタさんは来てくれた。

 

父が曰く

「その頃 母はもう流石に信じてないだろうって言ってたけど、もし信じていたのにプレゼントがなかったらかわいそうすぎる」

とギリギリまで続けようと思っていたそうだ。

うちの父は職業柄たいへんに理屈っぽいが、意外とろまんちっくな一面もあるのだ。

 

話を元に戻します。

毎年ピーハツな気持ちでプレゼントを受け取っていたものの、もう流石にピュアを気取るのがしんどくなった14歳のクリスマス

あたしはサンタさんに手紙を書きました。

「今までたくさんありがとう。」

みたいな事を書いたような気がする。

(この手紙を読んで父は号泣した、と 先日泣きながら話していた。おじいちゃん涙腺弱くなったね)

 

それからも、特に自分からリクエストはしないものの18で家を出るまで毎年サンタクロースはやってきた。

もちろん、最後までいつプレゼントがおかれたのかは知らないままである。

おやすみ3秒のメリットここに極まれり。

 

今年はあたしが2人の枕元にプレゼント置いてみようかね

あ、24日ライブで高円寺だった!ごめんぴ!